今月のビデオ・ザ・ワールドから


2001年10月号
(Ver1.1)

1〜14
本間麻子 メリカのWTCに旅客機が突っ込むテロが起こった。ニューヨークの証券市場は4日間にわたり閉鎖され、そのあおりを食らって日本の株価も簡単に1万円を割ってしまった。日本はGDPが−0.8%、デフレも蔓延していて牛丼が280円とかハンバーガーが65円などびっくり価格のオンパレードである。「ほいじゃ、今までの値段は何だったんだ?ボッタクリかい?」という疑問がわかないでもないが、これだけの大不況の中、歓迎こそすれ文句をいう筋合いもないだろう。それにしても、この不景気は一体どこまで続くのか、まさしく底なしというにふさわしい。そんなご時勢に「こんな不景気なのに、ビデオ・ザ・ワールド誌を買うお金などありません」という方もきっとおられるに違いない。そこで、当ページもデフレ便乗の大サービス?で、今月はビデオ・ザ・ワールド誌全56タイトル・オールレビューで紹介しようと思う。例により紙面の関係で、いつものような詳細は記せないから、そこは『一を聞いて十を知る』クレバーな読者諸氏のインスピレーションにて補って欲しい。それでは東海道56次裏ビデオ旅の出発だ。

 今月のトップを飾るのは「1.飯島愛・VCDバージョン」。これは以前配巻された裏ビデオをVCDに落としたものだ。デジタル化に伴う高画質を期待したが、原版自体画質が悪いため思ったほど効果が出ていない。裏ビデオを既に入手しているなら、特に購入する必要はないだろう。「2.D-mode Vol.4 Pure 夏見舞」は、国産初オリジナルDVDの第4弾。メディアがDVDでなければイヤな人や、おまけ映像を楽しみたい人にはグッドチョイスだ。プレイは生尺・ゴム本番。「3.東京ディーバ 赤坂美保」はメニュー豊富な生尺・ゴム本番のコスプレ作品。「4.トーキョー・コールガールズ Vol.2」は裏本「愛・たっぷり」のモデル嬢である鈴木あやが、生本番&生アナル本番を見せるえげつない作品。ゴム姦が定番になっている昨今においては光る作品である。後半は叶不二子と桜たまきのレズプレイもあってオトク感大。

 「5.破廉恥なコギャルI TOMO」「6.破廉恥なコギャルII Ai」「7.破廉恥なコギャルIII MIO」は、生尺ゴム姦のシリーズ物。5番のロリ風ギャルは可愛く、6番にはインディーズでも活躍しているうさみ恭香が出演している。「8.さやかに援助してよ〜」の主演嬢は高宮さやかだ。インディーズビデオにも出演しているので、ご存知の方もいるだろう。乳輪は黒いがその巨乳はなかなかのもの。本作は生尺ながら擬似姦なのが残念。9〜14は「グラビアギャル」というシリーズもので、9=並木ゆりあ、10=本間麻子、11=朝田えり、12=五十嵐なみ、13=ちあき、14=時田しおりが出演している。9番の並木ゆりあは裏モノ初流出。彼女は「ボディコンインパクト」などのインディーズ作品も出ており馴染み深い。また、10番の本間麻子はインディーズだけでなく、既に裏作品も出ている中堅女優。痩せ型だが屈託の無い笑顔可愛く、しっかり見せるカラみも◎。いずれもプレイ内容は原則として生尺・ゴム姦だが13だけ生本番だ。(※写真は「本間麻子」)

15〜27
早瀬理沙 5番は「テイスト・オブ・フーパー」、主演嬢は水沢ゆりかである。水沢は既に裏ビデオが流出済みで新鮮味なく、本作も生尺ゴム姦とありきたり。後半は往年のAV女優・鮎川真理のゴムフェラ・擬似姦が収録されている。「16.オー・ノー・ブラザー」は薄消し製作グループによる作品。前半の本上いずみのゴム姦から、後半はダイヤモンド系・旧作が収録されている内容だ。「17.オーバー・ザ・トップ」は、生本番の1本。前半は女優名不詳ながらグレードの高いガチンコ姦が楽しめる。後半は既出裏ビデオ「制服フェチ・コスチュームウルフ」からのテイクで主演嬢は坂上明香だ。18番の「アンフォーゲッタブル・タイム」は、前半が薄消し作品「性春のSEXはこうだ」の裏バージョン。生尺ゴム姦ながら豊富なラーゲでの本番があり秀逸。ただ、既に元ネタをご覧になった方にとってはインパクトは薄いだろう。さらに後半にはビデ倫系からの流出映像による田中由美と白石里佐の真偽不明姦が収められている。「19.ホール・トレイニング」は、薄消し「トリコロール・激射 赤羽美幸」の裏バージョン。「激射」は倉本安奈も出ていた薄消しシリーズだ。プレイは定番の生尺ゴム本番で薄消し未見なら楽しめるだろう。後半は早川さくらとの一戦があり、こちらも生尺・ゴム姦だ。「20.マンズ・トーイズ」も薄消し作品からのテイク。主演嬢は藤崎千里に似ていなくもないが詳細不明。マンコの露呈度高い生尺・ゴム姦。後半は最近裏が良く出ている島田美佳のパートでやはり生尺ゴム本番だ。

 「21.フレンジード・ガール」は薄消し「ファック・ユー・ベイビー」が元ネタ。羽賀まゆの生尺・ゴム姦でマンコアップもあり。また、後半は女子高生風ギャルの生尺ゴム姦。「22.オフィス・シークレット」は前半が薄消し「ヤりまくられた女」のモザイクレスで生尺・ゴム姦、後半はダイヤモンド系からの流出作品で美雪沙織が出演。こちらは旧作だけあって生尺生本番である。お次は「23.オフィス・セックス」。クレジットは「鮎川あみ」となっているが、最近活躍している同名のAV女優とは何ら関係ないのでお間違いなきよう。本作もやはり薄消しビデオが元ネタの一本で「恥ずかしがりやですけど好きモノです」の裏流出だ。生尺ゴム本番ながら結合部如実はグー。後半には人妻風主演嬢の生尺・ゴム姦も収録。「24.アナザー・タッチ」は薄消し「有無もいわさず犯されて・鈴木かりん」の裏モノ。生尺ゴム姦でフィニッシュは顔射、後半は高橋ますみの結合部不見ファック。「25.絶叫女高生」も薄消し裏流れだ。元タイトルは「セーラー服美少女 彼氏の時より5倍イイ 三崎ももか」である。相変わらずの生尺ゴム本番だが結合部露骨。後半は結城つかさのエロイ生ガチンコ姦で、こちらも露呈度高し。そして、27番は「トーキョー・アンデス 發情下半身」で、やっと薄消し元ネタからの解放だ。本作の主演嬢は早瀬理沙で、既出裏ビデオにはない映像なので新ネタ流出だ。しかしながら、彼女お得意のフェラはゴムつき、本番も擬似姦と散々な内容。これならば彼女の既出裏ビデオの方がレベルが高い。 (※写真は「早瀬理沙」)

28〜43
星ひとみ 「28.トーキョー・アンデス 愛液聖水」はROCO作品が元ネタの1本。しかしながら、女優名不詳の主演嬢によるゴムフェラ・擬似姦のテンションが低い裏モノだ。「29.バンブー・イン・ザ・ホール」は、1本に5パート収録されている台風作品。内容が薄くてあまりそそられないが、おしまいのパートに当HPでも取り上げている西尾美樹が出演している。「30.ニップ・ポーン」はアナルファックが見所。男優の観念絵夢が出ている作品は駄作が多いが、本作は意外にも内容はしまっている。生尺ゴム本番。「31.制服恥女」は生尺・ゴム姦の定番本番モノ。内容も主演嬢によるアナル舐めなどエッチぶりの高いシーンが収録。なお、これはシリーズモノで他に1〜4まであり。「32.あいどるになれるかな?」は羽田舞子主演。彼女は巨乳ムチムチ体型の好材で、既に裏ビデオも出ている。今回は生フェラゴム姦×2戦、クンニ・指マンもあり彼女がタイプならいいチョイスだろう。「33.毎日、一本」は巨乳女優の沢井夏希が主演。どちらかというと醜女だが、そのボリュームのあるオッパイは素晴らしい。本作は沢井自ら剃マンの赤身をパックリ拡げて奮闘、クンニ、パイズリ、生フェラから様々な体位でのファックはゴム姦が残念だが、それ以外は合格点。久々に鑑賞意欲の湧いた作品だ。34番は「全てが初体験 小島モモ」。以前モモという爆乳女優がいたが、本作はそれとは関係なし。生尺と結合部如実なゴム姦でキメは即尺である。

 「35.夢に向かって」はドラマのようなタイトルだが、これは主演嬢がVに出る理由なのだそうだ。しかし、その実は車の借金があるというのが真相のようだ。濡れやすい同女のマンコにゴム姦、フィニッシュはお口に精液注いで終了。「36.Lovely SEX」は矢部美穂似の主演嬢による一本。いつものごとく生尺・ゴム本番だが可愛娘ちゃんの本番はいつ見てもグー。「37.愛液の泉」はローター責めからはじまる。感じまくってすさまじい潮を吹きあげたあと生尺ゴム本番。本気汁のおまけもあり。「38.新婚夫婦の一日」は唄啓師匠が出てきそうなタイトルだが、「プリティ・リトル・アジアンズ6」・第2パートのロングバージョンだ。露出はあまりなくテンションも低いが、同作をお持ちで続きが気になる方はご覧になるといいだろう。「39.浮気のつもりが 前編」「40.浮気のつもりが 後編」は一応ストーリー物。露呈度低く本番の真偽も不明で、唯一見所は生尺程度か。「41.Juicy Shower」は大和久美が主演。太ももの刺青艶かしく、生尺・生本番・中出しの豪華3点セット。さらにトローリもあって合格点だ。「42.ナナの性日記」は80年代現役だった森川ナナの裏モノだ。生尺ゴム姦ながらゴムには本気汁がベットリでこれは必見。さらに後半は生姦も見せて、一粒で二度美味しい一本。「43.優しく苛めて」はやはり80年代のAV女優・星ひとみが出演している。前半は渡辺理加の生尺・生本番、後半が星ひとみのやはり生尺・生本番、両者とも当時のシースルーが元ネタだ。生があたりまえだった当時のアダルトビデオがしのばれる作品といえよう。 (※写真は「星ひとみ」)

44〜50
五十嵐未来 4番の「今からフェラチオしま〜す」は辻本美幸が出演。オナニーから生尺・ゴム姦。露出度低く、主演嬢は痩せ形で癖のある顔は好き嫌いが分かれそうな感じである。「45.ヘルスのアイちゃんの結婚」は五十嵐未来が主演。彼女の裏ビデオはハズレばかりで筆者も苦渋を飲ませられた1人だ。五十嵐の表ビデオで「入れてなさそで入れてます」という作品があって、これが裏ビデオとして流出した時にそのあからさまな擬似本番を見て、「これじゃ、『入れてなさそでやっぱり入れてません』じゃぁーねーか」と詮無い突っ込みいれてしまった。てなわけで、本作もやはり擬似本番、しかも既出裏ビデオのリバイバルなので新鮮味はZERO。「46.今日から君は私の奴隷」島田貴子が出演。90年ごろ現役だったAV女優の表作品裏流出だ。本番は旧作らしく生本番、フェラももちろん生だ。

 「47.女一人男二人 坂上明香」「48.女一人男二人 第二弾」は続き物のようだが特に関係なし。前者はスタジオ418が89年3月にリリースした表ビデオ「乙女のポッキン」の裏流出で生尺生本番、後者は薄消し系制作グループによるケバケバ嬢の生尺・ゴム本番である。「49.高校三年の春 オナニー編」「50.高校三年の春 セックス編」はシリーズ物だが、ストーリー的には何の脈絡もなく、それぞれ独立した作品として楽しめる。オナニー編は体操服を着た主演嬢によるローターオナニーをメインにした作品で本番は一切なし。しかしながら、ブルマーが若さを感じさせてちょっとそそられる。一方セックス編は石田あきほなるバスト90の巨乳女優の生尺ゴム本番。スケベな体が猥褻感をかもし出し、フィニッシュの即尺もご立派。 (※写真は「五十嵐未来」)

51〜56
令嬢気分 「51.性の体験 俵ひとみ」はクレジットにあるように、裏本も出ている古参AV女優の俵ひとみが主演だ。彼女はあるアダルトビデオのインタビューを公園で受けている最中に、インタビュアーから裏本を出され、慌てて表紙を手で隠していたのが懐かしい。現在はどうしているのか判らないが、事情が許せばAV復帰して欲しい女優の一人である。さて、本作はそんな俵ひとみの生尺生本番。…とはいえ、既出裏ビデオのリバイバルなので目新しさはない。しかしながら、彼女の裏ビデオを買いそびれた方には朗報か。「52.悦楽 田中クミ」も既出裏ビデオの再編集バージョン。陰部パイパンのため、花びら丸わかりでえげつない。生尺・生本番なのも高得点。古い作品なので女優の質は落ちるが、内容重視という方なら購入射程距離に十分入るだろう。「53.休日の恋人 山岸めぐみ」も旧作のリバイバル。山岸めぐみは80年代に活躍したAV女優で白ムチの肌は透き通るように美しかった。V&Rプランニングの作品では「口内暴力」という口抜き物や獣姦物にも出演していて、可愛い割にはエグイプレイを熟す女の子だった。本作は筆者も持っている同タイトル裏ビデオのリバイバル。もちろん生尺生本番で彼女のエッチを堪能できる。

 「54.彼氏がほしいの」は主演嬢の雰囲気からしてこれも旧作と思われる。生尺生本番で本番挿入時の本気汁ベットリは淫猥度抜群。昔はこうした自然の成りゆきで猥褻感を見せる作品が多かったのだ。「55.水の微笑」は記憶が確かではないが、「氷の微笑」という映画はやっていた頃に配巻された裏ビデオのリバイバルではあるまいか?当時のビデオ・ザ・ワールド誌で「(点々)があるか無いかで…」云々というコメント記事を読んだ記憶がある。いずれにしても、主演嬢の髪型・メイクを見ると少なくともここ1・2年の作品ではないことは明らかである。内容は生尺・生本番、なるほどやはり旧作であろう。そして、いよいよ終着駅の「56.快楽と地獄責め」は旧作裏ビデオのSM物。生尺・生本番は良いが、肝心のSMプレイはローソク責め、洗濯バサミぱっちん、イチジク浣腸とヘタレなメニュー。しかしながら、日本の裏SM物は当たりの作品が少なく、ほぼ予想通りでショックは無かった。いや、ショックが無かったというよりは、初めから期待をしていなかったというのが正直なところだ。 (※写真は裏本「令嬢気分」の「俵ひとみ」)

総 評
月は薄消しのDVD化と旧作裏ビデオのリバイバル作品が目に付いた。どうも最近の裏モノは資源が枯渇しているようで、二次利用作品が非常に多い。薄消しのDVD化などはそのいい例である。裏モノはメディアで見るものではなく内容で見るものだ。同じもの焼きまわしても、裏モノ界の活性化には繋がらないのである。

 とはいえ、現在薄消しが裏モノの牽引車となっているのは事実だ。ちょっと前まで経済を引っ張っているのはITだといわれていたが、いつのまにかIT業界が失速、最近ではIT不況などと囁かれるようにになった。これと同じように薄消しが失速すれば裏モノ界は大ダメージを受けるだろう。旧作の焼き直しや二次利用作品が益々増え、裏モノファンが離れていくのは火を見るより明らかだ。屋台骨が薄消し一本だけというのは非常に心もとない、いや大変心配なのである。

 さて、今月のイチオシは、生尺・生本番・生アナル姦と近作にしてはエゲツナイ鈴木あやの『4.トーキョー・コールガールズ Vol.2 鈴木あや・叶不二子』をチョイスして、今月はこれにておしまい。