今月のビデオ・ザ・ワールドから


2001年9月号
(Ver1.2)

9.魔性の条件 三林恵美(林かづき)
林かづき レジットは「三林恵美」となっているが、出演しているのは「林かづき」である。彼女は90年2月に「宇宙企画」がリリースした「そんな目で見ないで」でデビューした宇宙ギャルで、フリーモデルからのAV転身組だった。昔から霊感が強く、霊が見れる、いわゆる霊視ができたり、歩いている途中に突然金縛りにあったりしたそうだ。しかも、自分の前世が花魁であったということまでも判るらしい。筆者はこの手の話の存在や真偽についてはよくわからないので言及しないが、少なくとも林かづきが「オカルト」と「アダルト」を兼ね備えてた、稀有なAV女優だったことには間違いない。その所為か当時「アテナ映像」がリリースしていた「チャネリングファック」には物凄く興味があったと聞いている。

 一方、アダルトビデオで林かづきが擬似本番だったことは、既に流出している裏ビデオをご覧になった方はご存知だろう。しかしながら、プライベートではしっかり生で姦っていたそうだ。もちろん経験人数も豊富で、たくさんの男が彼女の体を通り過ぎていったが、彼女自身がイッたことは一度もないという。さらに中出しもオッケーで、男に生暖かい精液を中に出されてもなぜか妊娠することはなかった。先述の霊感といい、彼女のプライベートセックスといい、なんとも不思議なAV女優といわねばなるまい。ただ、その可愛さと均整の取れた体型はピカ一で、周囲から将来のAVクィーンと期待をされていた。ところが、彼女は先の霊感が強すぎたため精神を病んでしまい、結局引退することになってしまったのだ。AV女優の引き際には様々な理由があるが、こういった形で引退した林かづきはなんとも不憫でならない。

 本作DVDは既に鑑賞済みなので軽くレビューしよう。白いレオタード姿の林かづきは張り形をマイクにして歌のレッスン中。講師は故・春日三球師匠に声も顔も良く似ているジミー土田である。もちろん、レオタを脱がされた林かづきが受けるレッスンは胸もみ&マンコ弄りだ。特にマンコ弄りの際は、指の隙間から彼女自ら認めていた大き目のビラがのぞいている。そして、延々このマンコ弄りが続きコーナー終了。お次はベッドで下着姿の林かづきとのカラみである。下着を上→下と脱がされて、パイ舐め&マン舐め。バックでマン弄り、さらにマングリ返しでもマン弄りだ。シックスナインの体勢からM字−騎上位−バックと体位を変えるが、もちろん本番は全て擬似。しかもフィニッシュの瞬間に映像がフェードアウトしてしまうという最悪の編集。しかしながら、擬似本番のフィニッシュというのは底がしれているので、とりわけ悔しい感もなかった。

 最後は安いイメクラにあるような自動車のセットに、ドライバーとして奥和愛、お客として林かづきが同乗。助手席で奥和愛の股間に顔をうずめる姿勢で横になっている林かづきがゴムフェラを見せるのだ。延々とフェラが続いたあと、シックスナインに体位を変えて奥和のマン弄り&舐め。フィニッシュは張り形にニセ精液を仕込み、張り形を絞って林かづきの胸上にニセザーを垂らすフェイクワールドで終了。裏ビデオは全然だめな林かづきだが、その可愛さ&プロポーションでギリギリ抜ける…かも!?大甘水準作。 (※写真は「林かづき」)

12.微笑み心【スマイリング・ハート】鮎川真理・高橋ますみ
鮎川真理高橋ますみ 0本近くのアダルトビデオに出演し、ストリッパーとしても活躍していた鮎川真理は80年代後半に活躍したAV女優だった。脳外科の看護婦からAV界へとらばーゆ、出演本数から言ってもAV女優としてはそれなりに成功したといっていいだろう。現場からは彼女のわがままぶりが伝わってきたが、これは売れっ娘である限りある程度仕方がないことだ。そして、AVリタイア後は一転、普通の女優として芸能界を目指すことになる。しかしながら、その結果については皆様ご存知のとおり。これらをつらつら考えると、現役時代の彼女が高嶋兄弟の兄貴と付き合っていたとか、池尻の豪邸を数千万で借りていたとか、所得税を国に2000万円を納めたなどと様々に語っていた言が、今となってはとっても虚しく思い出される。

 ところで、本作は3部構成になっている。最初は人妻っぽい主演嬢。3Pでのキス、クンニ、指マンから生フェラでゴムつき本番というありきたりのメニュー。お次が前述した鮎川真理のパート。もちろんいつもながらのゴム尺・偽姦で、ソフト感は否めない。男優には最近アロマ企画でスカトロ物を撮っている山竜がフューチャーされているが、よく鮎川真理が彼のようなストレンジ男優を受け入れたものだ。なお、元版は90年頃に撮られた現代映像企画の作品だがタイトルは不詳。そして、おしまいが当ページの7月号でも紹介した高橋ますみのパートである。男優は元自衛隊からAV入りし、AV卒業後は吉本興業に入社したマグナム北斗だ。当時彼のデカチンは有名で、「ツチノコマラ」などと呼ばれていた。裏ビデオで実際に彼のチンポを拝ませてもらったが、確かにマグナム砲だった。また、彼についてはある女性ライター(名前失念)が本を書いている。筆者は未読だが、興味のある方は一読すると良いだろう。ここではそのマグナム砲が高橋ますみのマンコに入らないという設定で、男優が太賀麻郎にチェンジ、本番に至るもどうやら偽姦らしい。ということで、トップの人妻さんを除いて、2人のAV女優が出演しながらいずれも偽姦とはお寒い限り。これなら、偽姦2人を先に持ってきて、最後に人妻のガチンコを配するなど、せめて編集だけでも抜きやすい構成にしてもらいたいものだ。 (※写真は「鮎川真理(左)・高橋ますみ(右)」)

28.美味しいザー汁飲みたいの 杉原みさお
杉原みさお 者諸氏は土用の丑の日にウナギを食されただろうか。巷では「ウナギ受難の日」などと言われている土用だが、この習慣はエレキテルで有名な平賀源内により提唱されたのが始まりだそうだ。個人的にはウナギを一日だけではなく、一週間くらいは食べ続けないと効果が出ないと思うが、今度は財布の方が続かない。したがって、とりたてて土用の丑の日だけ食べるという、まぁ気休めみたいなものか。ところで、このウナギを使った裏ビデオに出ていたのが、本作の杉原みさおなのだ。

 筆者が彼女を初めて見たのは、意外にも表ビデオではなくてシースルーだった。タイトルは「ナンパ同好会うなぎ編」で、93年6月に同じタイトルで裏ビデオとしても配巻された。内容は小動物を使った獣姦物で、メインイベントは杉原みさおによるウナギ姦。彼女のマンコに生きたウナギを挿入するのである。この頃の彼女は、かなり小太りで色白巨乳だった。最近DVDが出ている「椎名みずき」をもっと太らせた感じといえば判りやすいだろうか。しかも、この頃は剃マンをしていてマンコはツルツル、年齢も18、9才位でロリ風味残る幼児体型には非常に萌えたものだった。

 ウナギ姦は男優が3名ほど登場し、生きたウナギにゴムを被せて杉原みさおのマンコにグイグイ入れていくものだった。最初の頃は勢い良く体をくねらせていた「イヤイヤ」していたウナギだったが、出し入れしていくうちにだんだん弱っていき、最後を血を吐いて死んでしまった。人の胃袋に納まって往生するならともかく、アダルト撮影の為に膣内で逝ってしまうとはまさしく受難のウナギである。この作品、獣姦プレイの後は男優との生尺・生本番もしっかり収録されており、単純な獣姦物だけにとどまっていない。したがって、トータルで見ると色白巨乳+剃マン+獣姦+生尺+生本番という、まぁなんとも中身の詰まった作品に仕上がっているのだ。しかも、杉原みさおが、コンビニのウナギ弁当を食べているところで幕と言うチープなエンディングも大変印象深い。杉原みさおの裏ではおそらくこれが一番面白いと思うので、機会があれば一度ご覧になると良いだろう。

 さて、本作はタイトルから裏ザーメン物を期待していたが、その願いは叶わなかったようだ。オナニー、バイブ責め、マッサージ器責め、キスから生尺。シックスナインで本番するものの偽姦ぽくって迫力なし。さらにザーメンを使ったプレイもなくタイトルに偽り有りだ。杉原みさおはエムズのザーメンビデオなどにも出演しており、ザーメン女優の一面を持っている。…というよりザーメン女優として知る人ぞ知るAV女優なのだ。彼女の大量ザー飲み、口内でザーメンを転がすクチュクチュプレイなどは欲情をそそる。今後、彼女の汁系裏ビデオが流出することを含めて、見ごたえのある新作を心待ちにしたい。 (※写真は「杉原みさお」)

32.私のおまんこ修行中 美濃なぎさ(美能なぎさ)
美能なぎさ 初に正確な女優名を記すと「美能なぎさ」である。「美濃」って岐阜地方じゃないし、読みも「みの」なのでこれは間違い。裏モノのいいかげんな女優名は今に始まったことではないが、もう少しちゃんと記して欲しいものだ。イチャモンはとりあえず置いておいて、老舗のアダルトビデオメーカー・ARENAが出している痴漢シリーズ物がある。筆者も時々楽しませてもらっているが、数年前これに本作の美能なぎさが出演していたのだ。役どころは映画館で痴漢されるOLで、ポルノ映画館に単身乗り込んで行き、座席についたところで周囲の男から痴漢されまくる。そして、映画館のロビーでも再びさっきの痴漢達に輪姦の憂き目に遭うという、まぁシチュエーションだけはなんともエグイ物だった。

 それから暫く彼女の姿を見かけなかったが、ある日、別の企画物に出演していたのを偶然発見。そこにいた彼女は痴漢物の時と比べて随分すっきり・洗練されていて、新生・美能なぎさという感じだった。そして、それを境に再びアダルトビデオでお目にかかるようになった。美能なぎさの出演傾向としては乱交物が多く、ネクストイレブンクラブの作品では、複数の男のチンポを吸い付くように咥え込み、さらにマンコにもぶち込まれて喘ぐドスケベぶりはかなりイイ感じ。本番時も芝居がかった不自然さが見られないので、セックスはかなり好きな方なのだろう。裏モノは「ジャパニーズハードコア」に出演していて生尺・ゴム本番、元版は映像の雰囲気からカトレヤ映像のものと推測する。ただ、その後の裏は聞いていないので、本作は美能なぎさの2本目の裏ビデオということになるだろう。内容はミニスカ姿の美能なぎさが男優にカラミの指南。バスルームでヨーグルトを男優の体にたらして舐め舐め。筆者は食べ物を使ったプレイが苦手なので、この手のシーンは勘弁なのだ。続くアナル舐め、指マンWith本気汁は良いものの、肝心の本番が偽姦、さらにフィニッシュも偽ザー使用では、餡の入っていない最中のようなものである。美能なぎさの次作に期待しよう。 (※写真は「美能なぎさ」)

53.エンシャティングSEX

の作品はもう十数年前に購入しているので、今回はリバイバルならぬ再販ということなのか。旧作でも良い裏ビデオはたくさんあるので、次世代に裏ビデオ文化を伝えるためにも再販は大歓迎ですな。ということで手元にあった本作を久しぶりに再生してみた。ノーブランドテープでしかも年季ものなので、ビデオデッキにかけるのが最初は怖かったが案外きっちり再生できた。画質も劣化しているはずだがさほど気にならないのは、画質にあまり拘らない筆者ならではか。ここからはその化石テープを見ながらレビューしよう。

 まず冒頭出てくるのはチャリンコに主演嬢。画面には「MAYO」とクレジットされているが、そのような女優名は聞いたことがないのできっと素人に近い女優さんだろう。本編のワンカットを交えたオープニングの最後の方にタイトルが出る。「ANAL LEGEND」。そうだ、そうだ。最初はこのタイトルで配巻されていたのだ。早速パンツに手をいれてオナニー。主演嬢は当時としては顔も可愛く、スタイルも中々のもの。特にすれているわけでもなく、どこから見ても普通の女の子である。パンツ越しのオナニーが延々と続いた後は、パンツを脱いで直接マン刺激。彼女はマンコの周りに毛がほとんどなくビラがバッチリ判る絶景だ。オナニーはクリ刺激中心だが少しだけ指入れもある。筆者は指入れオナニー、それも2本指での挿入が好きなので、そこらあたりもカバーして欲しかったが残念ながらそれは無し。単純なクリ弄りだけではつまらんぜよ…そんな事を考えているうちにオナニーは終わってしまった。

 続いてはベッドでの男とのカラミ。男はパイ揉み、マン舐めしたあと、拡大鏡でMAYOちゃんのマンコアップを拝観。カメラも追って拡大鏡越しのマンコを捉えるが、ここはそんなまどろっこしいことをしないで、直接マンコアップを撮影してもらったほうが画もより鮮明になり視聴者も喜ぶだろう。お次はマンコにバイブ挿入、アナルにもアナルバイブ挿入でMAYOちゃんも腰を上げながらヒーヒーいう悶えっぷり。しかも、途中からはMAYOちゃん自らアナルバイブの後端をアナルへ押し込ながらモンゼツ。いい絵が撮れている。そんなMAYOちゃんが生フェラした後の本番は、最初にマンコに生チンを開脚位で挿入、この時、愛液がアナルに垂れてヌラヌラ光るさまは淫靡。そして、いよいよアナルに生チン挿入のアナルファックへと進んでいくのだ。しかしながら、映像はアナルにバイブ挿入しているシーンと生チン挿入シーンを交合に挟み込む編集がされていて見辛いことこの上ない。おそらく演出のつもりなのであろうが、これでは落ち着いてみることが出来ず、せっかくのシーンが台無しである。こういう編集は百害あって一利無し。製作者には猛省を促したい。その後、横位で本番(マンコ)したあと、フィニッシュはクリのあたりに精液をぶちまけて一巻の終わりだ。

 総じて、主演嬢が可愛いだけという気がしないでもないが、古い作品ながらアナルファックもあって、それなりに見せ場はある。また、余分な映像がほとんどなくコンパクトに仕上がっている点も○。映像にもあまり古さを感じさせず、見辛い編集部分を除いて出来は概ね良好である。実はこの作品シースルーでも出ており、そのときのタイトルは今回流出した物と同じ「エンシャティングSEX」だった。内容的にはシースルーがアナルファックが多くて一番良かったと思うが、同じ元版であるということを勘案するといずれも単なる編集違いのようである。

総 評
月も先月に引き続き不作の月で、これといった目玉がない。いまさら、グチをこぼしても詮無いので、これ以上グダグダ書くのは止めにしよう。とりあえず、一筋の光明は今月号に掲載されていた国産初のDVD「d-mode」で、新しい展開の端緒になるのか今後の動きに注目したいところである。さて、今月のイチオシは、たまには旧作もいいじゃないか〜ということでMAYOの『53.エンシャティングSEX』をチョイスして、今月はこれにておしまい。