今月のビデオ・ザ・ワールドから


2001年6月号
(Ver1.3)

1.真奈的他 藤崎真奈(愛田ゆう子)
愛田ゆう子 演嬢の愛田ゆう子をご存知の読者はどのくらいいるだろうか。ビデオ・ザ・ワールド誌にもあるように、さまざまな女優名で出演していたので、記憶に残り辛いかもしれない。彼女は80年代後半に活躍したAV女優で、デビュー作はダイヤモンド映像が88年11月リリースした「タブー 一夜の艶」である。デビュー作ではクレジットにある「藤崎真奈」の女優名で、他社作品では別名も使っていたが、後半はほぼ「愛田ゆう子」で通していた。彼女の裏モノを初めて見たのは、沢村杏子や鮎川真里などと一緒にリリースされた、リバティ作品を元版にしたシースルーだった。内容は低調&露出度も低く、確かゴムフェラ擬似姦だと記憶している。以前、ARENAの表作品で、愛田ゆう子は野外放尿を披露していたが、おそらくあれはウソんこだろうなとこのシースルーを見て強く思ったものだ。さて、本作はどんな按配か早速見てみよう。

 港を歩いている愛田ゆう子をバイクに乗った暴走族風の二人が取り囲む。彼女は必死に逃げるが結局捕まってレイプされてしまうのだ。スカートを脱がされ、ブラをナイフで切られ、黒いパンストを引き裂かれてボロボロになった愛田ゆう子の口に無理矢理チンポをねじ込む。もう1人の男は足を持って擬似本番、容赦なく陵辱するという設定だ。しかしながら、レイプはここまでで、このあとは場所を倉庫へ移し、どういうわけか和姦になってしまう。その和姦の舞台は、倉庫内にむげに置かれたベッドの上だ。そして、ここでもプレイは3Pで行われる。生フェラ、マン舐め、バックでマンコを拡げてのクリ刺激。愛田ゆう子は感じているようだが、見ていてイマイチ気持ちが伝わらない。その後、牛乳とバターを塗りたくり全身を愛撫するが、筆者は食材を使ったプレイを好まないのでこのシーンはあまり嬉しくない。食べ物を大切にしないとバチがあたるゾ。そして、場面が変わり再び違う部屋のベッド上で愛田ゆう子がオナニー、そこへ男が加わり、生フェラ、擬似本番。そして、フィニッシュは本物ザーメンを顔射。続いて、バスルーム、別室でそれぞれ1戦ずつあるが、内容的にはほとんど同じである。今回も愛田ゆう子の本番を見ることはかなわなかったが、今までの作品と比べればマンコの露出度は高い。愛田ゆう子の裏モノが初見ならこの作品がいいだろう。 (※写真は「愛田ゆう子」)

2.紅色地帯 星崎ゐな(星崎るな)
君を忘れない1君を忘れない2 崎るな。愛称は「ルナっち」である。この「るな」という名はローマ神話の月の女神「ルナ」から取ったそうだ。だから、ローマ字の時は「RUNA」ではなく「LUNA」と表記するのが正しい。また、「LUNATIC」にはキチガイという意味があるが、これはその昔人がトチ狂うのは月の影響であると信じられていたからだ。星崎るなの場合は男性経験豊富、いうならば男に狂っていたというところか。それにしても、星に月とはなんともロマンティックな女優名である。彼女のデビュー作は97年1月に「シャイ」がリリースした「新淫乱伝説」で、単体デビューからのスタートだった。淫乱系で売っていた彼女は、その後インディーズビデオにもテリトリーを広げ、さまざまな作品がリリースされた。そして裏ビデオ・裏本と、裏の世界でも着実に作品を積み重ね、三冠王となったのだ。星崎るなのフェイスは好き嫌い別れるところだが、なによりスケベそうなところはポイントが高い。未だに彼女の根強いファンも多いようである。

 さて、本作はかっこよく言うとハードボイルド物。星崎るながピストルを持って登場する前振りがある。その後、ちょっとした寸劇の後に、彼女が赤いエナメルのセクシーコスチュームを着用し、両手を上方で吊るされた奴隷スタイルで拘束されているところから本格プレイが始まる。男は持っているピストルで彼女の全身を愛撫、そのうち股布の部分を外され直接マン舐め、クリ刺激。レズ用の二股バイブを咥えさせられながら、激しく指マンして、湯気が出ているマンコにさっきのバイブを挿入だ。ここで、さらに男が1人加わり3Pでプレイ続行。男の1人がるなの両足を抱え、まるでおしっこをさせるように持ち上げると、濡れそぼったるなのマンコは剥き出しになる。そして、カメラはその剥き身のマンコをアップで捕らえており、ここは見所のひとつである。るなは男のイチモツを生フェラ、そしてもう1人のイチモツも咥えてダブルフェラだ。本番はバックからゴム付きで挿入、お口にはもう1人のチンポと、洋物でよく見かける体勢となる。男は体位をM字に変えた後果て、フィニッシュは顔射。すると、それを待ちかねたようにもう1人が続けてドッキング、こちらもM字本番から顔射で果てるエンディング。星崎るなの裏は比較的良作が多いが、これも彼女ならではの納得の1本。見て損はしない。 (※写真は裏本「君を忘れない」の「星崎るな」)

3.愛慾セン渦 松田千夏
松田千夏 VDタイトルの「セン」の字は本稿では漢字が出ないのでカタカナ表記にした。元の字は「旋」の字にさんずいが付くものなのでお間違いなきよう。ただ、意味的にはさんずいがなくても「旋渦(せんか)=うず」で同意である。台湾製DVDのタイトルには日本で使われない漢字が多くて表記に困ることがしばしばある。言語の相違だからと言ってしまえばそれまでだが、書き手としていちいち漢字を探すのは非常に面倒くさい作業なのだ。それに誤植も多い。「スートの夜」とか「セソクスアピール」など、「ス」と「ヌ」、「ソ」と「ツ」と類似したカタカナを良く間違えている。まぁ、向こうにはカタカナという概念がないので、タイトルを作成するときも意味が判らないまま適当に入力しているのだろう。若い台湾人が五十音表を片手に、単漢字変換でタイトルを打ち込んでいる姿をふと思い浮かべてしまった。さて、本作の松田千夏は97年10月に「ビックモーカル」の「美乳倶楽部」レーベルからリリースされた「爆乳娘Debut」でデビューした。実はこのデビュー作は本作の元版でもある。デビュー作が流出するとは何たる運命であろうか。彼女は美形ではないが、バスト96の巨乳は立派。身長169センチと長身なので、他の女優に比べても大柄だ。本作は松田千夏の裏としては初めての作品である。

 さて、冒頭画面に映し出されるのは白のボディコンを着た松田千夏。体のラインがバッチリ出て、巨乳であることが一目瞭然の嬉しいコスチュームだ。軽いインタのあと、自らボディコンを捲くりパイ見せ、男がすかさず手を出してパイ揉み。続けて見せる生フェラは、ねっとりゆっくり咥える丁寧なもの。そして、巨乳を使ったパイズリやパイ揉みを経た後は、秘部にフォーカスを移していく。パンツの股布をずらしてマンコを拡げると、そこは桃園ピンクゾーン。クリいじりも念入りに行って、感じてもらいます。さらに、パンツを脱がしてマンコ全開、M字開脚で指マンしたあとはマングリ返しでマンコをパックリ拡げ絶景かな絶景かな。その状態でマン舐めして、さらに指マンで責めたてる。そして、再び松田千夏が生フェラでチンポを勃たせると、彼女自らそのまま騎上位挿入。「おお!生本番か!」と思いきや残念ながらこれが擬似。あとから映し出される、結合部アップがこれを裏付けていた。しかしながら、カットが変わりバックから挿入するシーンでは、ゴムを付けての真性挿入。バックから大きなケツの尻肉を割り、茶褐色の肛門が丸見えになった状態でマンコにチンポをズボズボ!ここは興奮度大である。しかも、続いて映し出されるチンポが膣に深く突き刺さっているシーンも高得点。このあたりは本作の最大のヤマ場と言っていいだろう。そして、フィニッシュは胸上にゴム取り発射して幕閉めとなる。主な見所は後半部分に集中しており、特に結合部アップが良かった。露出度も高く、佳作である。

 おしまいにちょっとした情報を付け加えておきたい。当HPの「裏備のアダルトビデオ時評」に松田千夏のインディーズ作品をレビューしている。タイトルは「巨乳アイドル 松田千夏マル生ヘアー本番」。実はこの作品ビデオ・ザ・ワールド誌の「4.激情漫波舞 森原由紀」の元版と同じシリーズである。つまり、松田千夏の作品も近い将来出てくるのではないかということだ。それも含めて今後の流出に期待しよう。 (※写真は「松田千夏」)

18.プリティ・ナスティ・リトル・アジアンズ 松本まりな・小沢奈美・井上可菜

華しぐれ 年の白石ひとみの裏ビデオには驚いたが、ここに来てまたもや隠し玉が出てきた。松本まりなの裏ビデオが初流出したのだ。彼女のプロフや出演作はAV女優図鑑の「松本まりな」のページをご覧いただくとして、ここでは早速内容を紹介したい。

 森の中で行き倒れている青年を発見した松本まりなは自宅に彼を連れ帰る。彼女は家で気を失っている彼の服を脱がし、全身をタオルで拭きはじめる。そして、パンツを脱がしたところで、松本まりなは彼のイチモツをパックリ咥えてゴムフェラ。おお!初めて見るまりなのゴムフェラ!感動!!その後、その男と騎上位本番、キスしながらテンションがあがっていく。そして、次の瞬間バックからの指マンのアップ。ところがこれは残念ながら別作品からのテイクのようだ。再び松本まりなのバック−横位−足上げ本番だが結合部は見えず。すると、またもや別作品からの結合部アップをはさんで、松本まりなのM字本番、フィニッシュは中出し風に終わる。その後シャワーシーンを挟んで再びベッドイン。すぐに指マンアップになるが、これも挟み込みである。そして、松本まりなのマン舐め、マングリ返しに体位を変え、ここで初めて彼女のマンコを拝むことができるのだ。マンコは意外に小作りで、ビラは小さめ。「ク〜生きてて良かった」と思う一瞬である。続けて、再びゴムフェラして、他作品の指マンをはさみ、バック−結合部アップ(他作品)−M字−結合部アップ(他作品)と、交合に繋ぎ、最後は偽ザーを顔と胸にダラリンコン。このあとも他作品からの挟み込みがあるが、ここまでしつこいと少々辟易だ。しかしながら、松本まりなのゴムフェラとマンコ確認は果たすことが出来たので文句は言うまい。

 そして、続いて出てくる女優は小沢奈美と井上可菜である。小沢奈美については松本まりな同様、AV女優図鑑小沢奈美」のページをご覧いただくとして、ここでは共演女優・井上可菜について書くことにしよう。井上可菜は昭和42年3月3日生まれ。T159 B80 W56 H82。デビュー作はKUKIが85年にリリースした「D・カップボリューム3」である。デビュー当時はムチムチボディにロリ顔で、デビュー作のタイトル通りDカップの巨乳が素晴らしいAV女優だった。更に、かわいい幼顔にDカップというアンバランスさも魅力の一つで、これがなによりチンポの筋を刺激したのである。しかしながら、彼女は数本の作品に出演したあと突如引退してしまう。地元仙台でOLとして堅気に戻るためである。筆者は彼女の引退を惜しんだ。そして、短命なAV女優だったとあきらめたかけた頃、井上可菜はAVに再び復帰することになる。そして、また新作がリリースされるようになったのだ。しかし、復帰した彼女は痩せていて、デビュー当時のムチムチ感はなくなりすっかり幼さは消えていた。全体的にすっきりした大人の女になっていたのである。その後、井上可菜はビデオ作品の本数を重ねていきAVに出尽くすと、今度はストリップに転向して各地の劇場を回った。筆者の近くにある小さなストリップ劇場にも来ていたのを昨日のように覚えている。そして、ある日気が付くと彼女は引退していた。一時ホテトル嬢として働いているという噂も聞いたことがあるが、それ以降の消息は判らないままである。

 では、ここから再び本作のレビューに戻ろう。最初に登場するのは井上可菜である。パイ揉み愛撫をつかみに始まり、ベッド上で剃マンをパックリ拡げてご開帳。彼女の剃マンはいつ見ても美しい。その後生フェラ、手コキ−M字本番と移るが、フィニッシュはなし。そして、お次は小沢奈美が登場。部屋の片隅で弁当を食っているところから休憩の映像か?彼女はソファーでオナニーを披露するが、これは下着の上からで露出度ゼロ。さらにベッドへ移動して、そこに井上可菜と男が加わり計4人でカラミが始まる。しかしながら、露出度ゼロの小沢&井上のカラみと井上可菜の生フェラ以外はすべて別作品からのテイクでガックシ。特に小沢奈美はヘアも見えずフェラも無く、裏ビデオ作品としては無理があることを付け加えておこう。このあと、別女によるオナニー、生フェラ、潮吹き、ゴム付き本番、胸射と、更に別女によるおまけ的な指マン、潮吹きがあるが、こちらのほうが露出度が高いとはなんとも皮肉なものである。 (※写真は裏本「華しぐれ」の「井上可菜」)

19.クリームド・スン 冴島奈緒
冴島奈緒 演嬢の冴島奈緒は痩身&巨乳という、オッパイの大きさが目立ちやすい体型の持ち主だ。デビュー作はコロナ社が87年2月にリリースした「固いの大好き」で、11PMの秘湯の旅に出演していたこともある。表ビデオの他に裏ビデオも既に流出しているが、内容は至ってソフトコアなものだった。まぁ、売れっ子女優の裏ビデオはハズレが多いのが定番だから宜なるかな。冴島に限らず前原祐子藤沢まりの、美穂由紀などなど、いずれもゴム尺・擬似姦で万人が楽しめる作品ではない。高いギャラもらってやることやらないのは、何とも得心がいかないがそれが売れっ子というものなのだろう。売れればわがまま言い放題、売れるが勝ちのAV界である。もちろん、きちっと本番やってる売れっ子もいる理由で、そういう娘はリスペクトされなければならないし、あたりまえだが擬似姦のA級女優よりも好感が持てる。裏ビデオを見ていると、同じ売れっ子にもランクがつけやすいということだ。さて、本作の冴島奈緒に読者の皆さんはどの程度の評価をつけるのだろうか。

 クラブで知り合った男(剣崎進)を家につれて行き本番する冴島奈緒。相変わらずのゴムフェラとヘアがチラチラとしか見えない滑り出しにいきなり出鼻をくじかれた。もちろん本番は擬似で、マンコアップが少々あるものの露出度は低め。入浴シーンを挟んでもう一戦あるが、こちらも低調で内容的には前半とほぼ同じだ。そして、冴島奈緒のパートはここまで。続いて出て来る主演嬢は「温泉へ行こう」に出演していた「布施えり」に似ている女の子。指マン、生フェラ、本番とメニューはありきたり、フィニッシュは顔射で即尺のおまけ付き。お次はセーラー服を着た色黒ギャルと、M男優として有名な観念絵夢のコーナー。生フェラのあと、ベッドで一戦。観念絵夢がマンコにバイブ挿入したり、アナルを責めたりするが、ダラダラ進行With覇気のない主演嬢には欠伸が出そうになった。結局本番は擬似、アナルもマネっこだけだろう。

 そして、オーラスは男3人×女3人による乱交セックス。ここで目を引いたのは女軍にいた伏木かなである。彼女は常盤貴子にちょいと似た巨乳の良い女で筆者の好みでもある。以前別の裏ビデオでは生本番を見せていたので本作にも期待したが、残念ながら生フェラが見られるだけで、本番は全て擬似だった。男優が生本番の戸川夏也だっただけに、余計に悔しさが残る。まぁ、本作は冴島奈緒と伏木かなを見られるだけというステータスで、決してハードコアな熱い本番を期待してはいけない。 (※写真は「冴島奈緒」)

総 評
月掲載されたDVD作品はほとんど鑑賞済だったので、解説はそれらを中心にとりあげた。改めて書くまでもないがDVDは作品チョイスが難しい。DVDのジャケ写やタイトルは内容に則していないものが多いからだ。また、同じ作品が別タイトルで収録されているものも少なくない。亜里沙や秋真琴、千代君などの国内で流出済の裏作品が、ブツ切りでチョコチョコと尺あわせのように収録されていたりするのである。たとえば、秋真琴は「愛的告白」の一部映像が「TOKYO ANGEL 13」や「禁錮下的快感」にも使われていた。元々「愛的告白」自体が、97年8月に配巻された裏ビデオ「秋真琴 密室」と同内容なので、前述のDVDは旧作のトリプルリサイクルとなるのだ。

 しかしながら、それでも時々掘り出し物があるからチェックは怠れない。これはDVDだけではなく、逆輸入物全般に言えることだ。古くは「Asian Island Whores」の美輪はるな、「ジャパニーズ・ハードコア」の美能なぎさ、それから「ナースティー・アジアン・ナースィーズ」の緑山しおりなどがそうである。美輪以外はB級女優だがいずれも初流出だった。一方、DVDでは、今月の松本まりなや松田千夏などが良い例だ。しかも、まだビデオ・ザ・ワールド誌には掲載されていないが、風間ゆみ、本田亜里沙、観月麗華、大槻雫などの初流出DVDを筆者は既に確認している。詳しい内容については別の機会に譲るとして、今後の逆輸入DVDには目が離せないといったところである。

 さて、今月のイチオシは、♪〜なんてったって松本〜♪ということで、80年代のアイドルAV女優・松本まりなのソフトながらも初流出作を祝し、『18.プリティ・ナスティ・リトル・アジアンズ』をチョイスして、今月はこれにておしまい。