今月のビデオ・ザ・ワールドから


2001年4月号
(Ver1.3)

2.異想辣妹 高原愛美
高原愛美 年のアイドル「岡田奈々」にどことなく似ている高原愛美はスレンダーなAV女優だった。デビュータイトルは「犯されているような感じです」で、93年6月に「メビウス」からリリースされた作品である。これはデビュー作にありがちな、美形女優+ソフトコアな内容で、女優の可愛さを前面に押し出すパターンのものだった。そして、意外だったのは彼女の男性遍歴である。早熟なAV女優が多い中、彼女の男性経験はたった1人というレア女優だったのだ。お芝居が好きで最終的には女優を志望していたが、果たしてその夢はかなったのだろうか。

 さて、本作はDVD「浪蕩嫦娥」の前半部分と同じ内容である。始まってすぐに看護婦姿の高原愛美が登場、診察台の上でエッチポーズをとるイメージシーンがイントロダクションになっている。そして、最初のカラみは医者役・加藤鷹VS看護婦・高原愛美でみせる病院内エッチだ。診察台に横になる高原愛美を文字通りお医者さんごっこで加藤鷹が責めていくのだ。彼女はパンスト上から股間にローターを当てられるとすぐに感じはじめ、パイ舐め、パンスト脱がしてパンツの上からマン弄りとプレイのテンションも徐々に高まっていく。そして全裸にすると真性挿入の指マン、しかも2本指での強烈な指ピスだから堪らない。クチュクチュ音こそ無いものの、指には愛液がからみつきネトネト状態。う〜ん、生きててよかった。高原愛美もお返しにゴムフェラすると、カメラが彼女のバックに周り、腰を突き上げて露になっているマンコとアナルをバッチリ収録。う〜ん、2度目の生きててよかった。そして、この時ハプニングがおこった。この後フェラが再び映し出されるが、最初にしっかり付けていたゴムが見当たらず、なんと彼女は生フェラをしているではないか!「ゴムは何処へ消えたのか?」と、まるで金田一さんが出てくるような推理物に発展しそうだが、なんのことはないフェラをしている最中に口の中でゴムが取れたようである。この直後に口の中からゴムを吐き出す高原愛美が映っていた。本番は足上げ正常位でゴム付ガチンコ。バック−横位と体位を変え、フィニッシュは偽ザーを胸射。

 続いてはベッドでの普段着セックス。パンツの上からマン弄りと最初のパートとほぼ同じ滑り出し。パンツの中に指入れ、パンツ脱がしてマン舐め、2本指の指マンと先のメニューのくり返し。お約束のゴムフェラも登場するが、ここでの高原愛美はちょいと違う。しゃぶりっぷりが前に比べて格段に良いのである。ああ、これが生フェラなら…。惜しまれるワンシーン。ゴム付でガチンコ、M字本番−騎上位−M字本番と体位を変え中出し風に終了、発射無し。オーラスは天使の輪をつけた高原愛美が、既にゴム付ガチンコされているシーンから始まった。途中からの映像なので、クライマックスシーンのみの収録だ。フィニッシュは口射で、本物ザーメンによるキメが見られるのは唯一ここだけである。当然のことながらオーラスは尺が短く、少々物足りなさが残った。

 魅せるカットは少ないものの、高原愛美のマンコ・アナル確認可でハプニングの生フェラも収録。ゴム付き本番は予想通りでショックは少なく問題無しだ。高原愛美ファンでなくても、見て損はしない1本だろう。 (※写真は「高原愛美」)

3.深情無限 浅倉舞(浅倉ケイ)
浅倉ケイ レジットは「浅倉舞」となっているが、出演しているのは「浅倉ケイ」なのでお間違いなきよう。涼しげな顔立ちの浅倉ケイは、薄幸そうな雰囲気がそそるAV女優だ。実生活は良く知らないが、恋人や旦那の暴力に耐えているといった感じがあって、思わず手を差しのべてしまいたくなる。母性本能を擽る男というのは聞いたことがあるが、逆の場合はいったい何と言うのかしらん。

 浅倉ケイは88年4月に「TROY」がリリースした「裸のマドンナ」でデビューした。デビュー当時の女優名は「白鳥れい子」で、2度の改名によりこの「浅倉ケイ」に落ち着いたのだ。無名だったAV女優が改名したところ、メジャーになった例はいくつかある。葉山みどり卑弥呼などがそうだ。名前というのは、アダルト女優にとって売れる為の大切な要素の一つと言えよう。確かに「白鳥れい子」よりも「浅倉ケイ」の方が洗練されていて、スンナリ受け入れることができる。たかが女優名、されど女優名なのである。その後、浅倉ケイは何本かのアダルト作品をリリースした後に引退、90年5月には初めての裏ビデオ「浅倉ケイ」が配巻された。生フェラ・擬似本番とインパクトには欠けたが、初流出なので甘評の水準作。あれから10年以上経つが未だに流出は続いている。さて、今回の作品はどんなものか、早速見てみることにしよう。

 本作の浅倉ケイは女教師役。トップからイメージカットが数分続いた後ローションオナニー。彼女の勃起した乳首は目を見張ったが、オナニーは本気度低く形だけのものだ。教室で男性教師との寸劇の後、浅倉ケイは体育室で男にレイプされる。あっという間に服を剥ぎ取られた彼女は、パンストの上からマン舐めやマン弄りをされる。結局パンツも脱がされて直にマン舐め。浅倉ケイもフェラをするがこれはゴム付だった。本番はM字−バック−M字と体位を変えるものの偽姦で、フィニッシュは肩に偽ザーを発射。しかも、この発射のやり方が非常に雑で、まるで水飴がドロッと垂れているような様は偽射以前の問題だ。続くベッドルームでの情事では、男が浅倉ケイをパイ舐めや爪先舐めで愛撫。マン舐め、マンコ弄りしたあと、ゴム付フェラ。そして、シックスナインの体勢から騎上位本番になだれ込む。バック−M字と体位を変えるがやはりここでも偽姦。フィニッシュは顎のあたりにこれまた雑な偽ザー発射で幕。この後、尺合わせなのか同じシーンのリプレイが収録されて1巻の終わり。

 浅倉舞ならどうか判らないが、浅倉ケイの場合は今迄の裏ビデオを勘案すると、この程度の内容であることは推して測るべし。既に彼女の裏ビデオを購入済の方なら改めて買う必要はない作品だ。 (※写真は「浅倉ケイ」)

49.剃毛の女 前編

小山美由起 物女優の剃毛については先日アダルトビデオ時評で述べたので、ここでは日本の剃マン女優について書くことにしよう。皆さんが「剃毛のAV女優」と聞いて思い浮かべるのは一体誰なのだろうか。最近なら「美輪はるな」あたりが脊髄反射的に出てくるような気がする。筆者にとって剃マン女優は居そうで居ない、居ないようで居るといった不思議な位置づけである。剃マンビデオを逆指名すれば話は別だが、そうでない場合は見たい時には見つからず、さして剃マンを意識してない時にふっと現れるということが多い。そんな気まぐれ剃マン女優について考えてみた。

 まず、80年代ならなんといっても「松野知佳」だろう。彼女は「剃マンの女王」と呼ばれ、当時はまだまだ数が少かった剃毛ビデオにも出演していた。元々ビニ本&裏本系の女の子だったので、ビデオの剃マンにも抵抗は少なかったのかもしれない。また裏ビデオの「イズ・カミング」「コードネームはお○○こ」に出演していた、「松原恵」も忘れることは出来ない。裏ビデオでの「コンガ」をBGMに見せる剃マンオナニーは、未だに目に焼き付いている。彼女も「松野知佳」同様ビニ本&裏本系の女の子だった。

 90年代に入ると、小山美由起、美里美由起あたりが思い浮かぶ。小山美由起はロリっぽい容姿での剃マンだったので印象深い。裏ビデオも出ていてツルツルマンコはばっちり拝めるが、本番はイマイチインパクトが弱かった。また美里美由起はダイヤモンド映像の「長野の女」に出演していた剃マン嬢だ。同作は裏ビデオとして既に流出しているのでご覧になった方もいるだろう。この中で彼女は、村西監督に容赦なく剃マンを拡げられていた。監督お馴染みの引きのカメラで局部は見辛いものの、柔らかそうなマンコはまるでゴムでできているようだった。少々カメラワークが悪くても、マンコの視認性が良いのが剃マンの利点である。剃マンの四方山ばなしはまだまだあるが、取り合えず今回はここまでにして、そろそろ本題の話に移ろう。

 さて、本作の主演は「一条さき」という女優さん。そういえば、この娘はある表ビデオの熟女ものに人妻役で出演していたっけ。ビデオに「熟女」とタイトられれば、そこで演じるのは年齢に関係なく熟女女優。アダルトビデオなんてそんなものである。(…次項へ続く) (※写真は「小山美由起」)

50.剃毛の女 後編

爆マン4(一条さき) の裏ビデオの元版は薄消しインディーズ「BAKUMAN」第4巻の「さき編」である。氾濫する昨今の薄消しの中でも、比較的満足できる作品だった。主演嬢は先にも書いたとおり一条さきで、お水っぽい感じでチョイとたれ目の愛嬌のある娘である。アニメ声のはきはきした返事はノリの良さを感じさせ、期待に股間が膨らむ。

 冒頭、さきのシャワーシーンから始り、続けて男のイチモツをおしゃぶり。でっかい亀頭を舌で舐めまわした後にズッポリとお口いっぱいに咥え込む。ホッペをへこませての淫音フェラは秀逸で、いやらしい目つきのカメラ目線にはグット来て思わずチンピクである。やがて、彼女の力強いフェラに男は堪らなくなり口内発射。さきは両手の上に精液をダラーと垂らして導入部は終了する。

 簡単な自己紹介とインタを挟んで始まる次のコーナーは、ピンクローターが主役のオナニーショー。乳首を刺激しながら青いパンツの上からマンコにローターを当てるのだ。パンツにクレバスの形がクッキリ浮き出し、これがなんとも艶めかしい。そう思った次の瞬間、さきはおもむろに股布をずらしてクリトリスにローターを直当て。自らクリの皮を捲るように広げた膣口にローターを埋めて出し入れするのだ。このあたりはマンコアップの連続で、見所の一つとなっている。フィニッシュはクリにローター当てながら、膣に指挿入&激ピストン。鳴咽をもらしながら絶頂を迎えてグッタリ。イッた後は自ら膣口を拡げ、それをカメラがアップで捉える絶景だ。

 そして続くはSMプレイのコーナー。SMといっても厳しい責めなどはないライトSMなので、SM嫌いの方はご安心を。2段ベッドを背にして立ったまま両手枷をベッドに繋がれているさき。手だけでなくボディにも縄掛けされ、股の部分は縄の食い込みで大陰唇が盛り上がりとってもエッチ。鞭の柄の部分をマンコにグリグリ押し当てたり、軽い指マンをした後に白いバイブが登場。さきにバイブを舐めさせた後乳首を刺激、マンコに挿入して激しいピストンすると彼女も腰をくねらせ気をやってしまう。

 オーラスはベッドで男とのカラみ。キスした後、男はさきに股を拡げさせ、指でマンコを思いっきり広げてオープンショー。カメラが秘密の花園へズームインすると男はすかさずマン舐め。そして、さきがフェラしてイチモツを勃たせると、ゴムを装着してM字本番。剃マンなので出し入れ如実でエゲツナイ。バック−騎上位−足上げY字などのバラエティーに富んだ体位を見せた後、再びM字本番に戻り、フィニッシュは胸射で大量の精液が飛散。

 結合部如実で見せ場多く、特に騎上位の時に見られるチンポの出入するマンコは淫猥度が高い。陰門を多く映すカメラアングルは良好で、見せる作品作りに徹している点も評価できる。 (※写真は元版パケの「一条さき」)

52.熟れた女 西条希美
西条希美 西条希美は「セーラー服のささやき そそって…青井めぐみ・18才」でデビューした。タイトルからも判る通り、デビュー当時の女優名は「青井めぐみ」である。リリースメーカーは「ビデオRUN」というビデ倫を通さない、いわゆる無審査ビデオのメーカーで、現在の薄消しインディーズに近いステータスの作品を作っていた。ボカシの形態は薄消しのような薄いモザイクではなく、色付半透明のボカシを使用していて、消しに関してはシースルービデオに近い。しかも、パケには住所などの連絡先を明記し会社も実体があって、薄消しのような売り逃げドロンというわけではなかったのだ。しかしながら、当時はこの手の作品が一体何処まで許されるのか、ボーダーがわからなかった時期でもあった。こういった作品のリリースは一つの危険な賭けだったのだ。そういった意味でも「ビデオRUN」は、ビデ倫の威を借るアダルトビデオが全盛の時代に、反骨精神により反旗を翻した勝負師メーカーだったといえるのである。

 話を戻そう。デビュー当時の西条希美は太目でポッチャリ型だった。目を引く派手さはなかったが、健康的で純朴そうな雰囲気は違和感無く受け入れることが出来た。デビュー作はセーラー服やレオタードでのイメージシーンから始まり、初心なカラみを見せるに留まっていた。もちろん、メジャーデビューではないので、セールも良い方ではなかっただろう。これがモチベーションになったのかは判らないが、その後「青井めぐみ」は「畑中優子」と改名する。当然、改名後も様々なアダルトビデオ作品がリリースされ、内容も少しずつ濃いものになっていった。そして、再び「畑中優子」の名を捨て「鳳美和」に改名、活躍の場をストリップ劇場に移したのである。

 ちょうどこの頃の彼女は、見せる商売への意識が過剰になった所為か異様な痩せ方をして、そのミイラなような体型は決して綺麗だとは思わなかった。女性は少しふっくらしていた方が美しい。これは筆者の持論である。「鳳美和」の名では「アートビデオ」のSMビデオに出演する。ハードなSMではなかったが、老舗のSMビデオメーカーによる作品だったのでそれなりに楽しめた。そして、これを最後に彼女の作品は見かけなくなり、消息も判らなくなってしまったのだ。未だに彼女の名前は見かけないが、今頃どうしているのだろうか。古参AV女優の復活が取り沙汰される昨今なので、彼女の業界復帰にも期待したい所である。

 さて、本作は初々しい「青井めぐみ」の頃ではなく、不健康な痩せ方をしていた頃の作品だ。内容は生尺、シックスナイン、本番と単純なものだが、80年代のAV女優ならではの生本番はさすが。また行為中に散見される本気汁もポイントが高い。「シンプル・イズ・ベスト」という言葉がピッタリな西条希美の裏ビデオである。 (※写真は「西条希美」)

総 評
月は玉石混合といった感じだが、比較的作品のバランスが取れていて面白いラインナップになっている。解説では取り上げなかったが「20.ドラゴンレディーズ22」「24.ナスティ・アジアン・ナーシーズ2」なども面白そうで興味津々だ。それから「15.惹火【どすけべ奥さん】野田愛子」に憂花かすみ似の女が出てくると、ビデオ・ザ・ワールド誌に書かれていたが、筆者も作品を見た限りでは憂花かすみだと思っている。同作での赤いブラジャー&ガーター&網タイツ姿の彼女を以前どこかで見た記憶があるからだ。しかしながら、イマイチ確たる決め手に欠くので、もし元版をご存知の方は御教示願いたい。

 最後に掲示板にも投稿したが、宇宙企画デビューのAV女優・水野里蘭の薄消しインディーズと裏本が発売された。これで裏ビデオが出れば三冠王で、それに至る速さはこれまででも屈指のものと思われる。こんなに可愛いお嬢さんの裏物がスピード流出するなんて、時代の流れを感じずにはいられなかった。

 さて、今月のイチオシは、笑顔が可愛い主演嬢、一条さきちゃんのはらわたまで見えるエゲツナイ剃マン・マンコアップを高く評価して『49.剃毛の女 前編・50.剃毛の女 後編』をチョイス、今月はこれにておしまい。