今月のビデオ・ザ・ワールドから


2001年3月号
(Ver1.5)

5.色氣滿點 早乙女由紀(三崎明日香・前原祐子)

前原祐子 様、こんばんは(NHKアーカイブスの加賀美アナ風に)。今回の「今月のビデオ・ザ・ワールドから」1本目は2人の女優のカップリング作品です。最初に出演されるのは、最近薄消しインディーズで御活躍の三崎明日香さん。そして、2人目は80年代に活躍したAV女優の前原祐子さんです。共にエロスに焦点を置いた新旧2つの作品を対比させることにより、年代に関わらずアダルトビデオの目する所の普遍性を見事に明らかにしています。前半は2000年、そして後半は1988年の作品です。

 冒頭映し出されるのはセーラー服を着て部屋の白い腰掛けに座っている三崎明日香。赤いリボンのセーラ服は珍しく、最近は殆ど見かけなくなった。男からのインタに受け答えする明日香の声は、広末奈緒ほどではないものの女としては低く少々重たい感じがする。そこへ、カトレヤ映像でよく見かける男優が登場。キスからパイ舐めと前戯は進み、椅子上で大股開きをさせると、パンツを脱がせてマンコ拡げ。この時カメラはマンコをアップでしっかり捉え、視聴者の欲求に見事に答えている。程々に色素沈着した明日香のマンコは、そこそこ使い込んでいる感じで、余り凹凸の無い2次元マンコである。

 観察が終わるとマン舐めして、局部をしっとり濡らした後に指マン。バックに体勢を入れ替え、後ろからまたもやマンコ拡げて指マン。再び椅子上で大股開きをさせ、今度は指2本を挿入する指マン。そして、しこたま感じた明日香はお返しに生フェラをするのだ。ペロペロと舌を使ってのフェラは、適度に亀頭を刺激してビンビンになりそうな快感が伝わってくる、更に頬張りかたも丁寧で淫音のおまけつき。すると、次の瞬間明日香のマンコアップが映し出され、そこには本気汁が膣口から顔を出しているではないか。感動!椅子上で大股開きさせたままチンポを挿入。結合部アップではチンポがピストンする度に、マンコから本気汁を掻き出す様が的確に捉えられていて猥褻感たっぷり。ここは見所の一つとなるだろう。本番は騎上位、バック、床でM字本番の後はバック、騎上位、足上げ正常位と体位を変える。フィニッシュは顔射で惜しいことに精液量は少なかった。おしまいは、男が明日香のマンコを拡げた所をカメラがズームイン!結合部アップ多い確信犯的カメラワークは秀逸、また、合わせて本気汁もしっかり捉えており、明日香の切ない喘ぎ声もマッチした秀作である。

 そして、後半は前原祐子が主演。ヤクルトスワローズが勝った時に流れる「東京音頭」のBGMにのせて、とある海岸が映し出される。岩の上には土方に扮した男(恐らく太賀麻郎)が手コキオナニーをしているのだ。それを見つけた前原祐子は、その岩の下で同じようにオナニーを始める。すると男の局部がアップになると、そこにはフェイクのチンポから偽ザーメンを出すトトホな映像が。と思った次の瞬間、男が前原祐子の前に転げ落ちて尻餅をつくのだ。前原祐子は突然のことにぶったまげーしょんになったところで、くだらない寸劇はここでおしまい。お次はベッドで、前原祐子&速水健二とのカラみ。パイ舐めからマン弄り、シックスナインでは前原祐子が相変わらずのゴムフェラでガックシ。本番はM字からバック−開脚正常位で偽ザーメンを胸射してジ・エンド。全編ゴムフェラでマンコは見えず、本番は恐らく擬似。ただ、前原祐子の裏ビデオはこれで2本目だが、素材は前作と全く違うものである。 (※写真は「前原祐子」)

9.インモラル・セダクション 上村ケイ・木村由香
上村ケイ木村由香ッタリンジンのボーカルに似ている上村ケイは、91年1月に「アリーナ」がリリースした「口内写性5」でデビューした。彼女は正真正銘ロシア系のハーフで、今迄のAV女優にない異国情緒漂う顔立ちとブラウンヘアーは見る者の目を引きつけた。そしてこれが多くの隠れファンを生み出した所以でもある。デビュー作は身体検査から始り、接写カメラを使っての局部撮影や3Pなど盛りだくさんの内容だ。その中にロシアンルーレットがあったのは彼女がロシア系であることに引っ掛けてのものだったのかもしれない。当時はこういった趣向を凝らした作品が多く作られ、遊び心も豊富だったのである。上村ケイは余りメジャーな女優ではなかったが、それなりに作品はリリースされていて、出演メーカー・レーベルは「アリーナ」「スーパークリスタル」「シェール」「KUKI」など多岐にわたっている。

 一方、木村由香は90年3月に「シャリオ」がリリースした「処女泥棒」でデビュー。ロリータ系のフェイスとぽっちゃり可愛い笑顔に萌えた方も多いのではないだろうか。デビュー作での処女という設定には笑ってしまったが、マンコにローターを入れたシーンを青ボカシで局部アップするなど、アグレッシブな映像は非常に楽しめた。また、ファックも本イキかと思わせる迫力に頭を打たれたようになったが、これは後に流出した裏ビデオにより、擬似姦だったということが明らかになった。こうしてみると昔のAVは仕上がりの良い作品が多かったように思う。手法や技法自体はさほど変わっていないはずなのに、最近のAVでこうした作品が見られないのは非常に残念である。

 さて、本作の前半は「ROCO」が91年にリリースした「監禁レイプ・罠」が元版になっていて、ここで上村ケイはストーカーにつけまわされる役を演じている。ストーカーに車中で強制生尺をした後、今度は家で彼氏と本番。プレイはシックスナイン&生尺で本番は結合部不見。後半は木村由香のパートで、シックスナイン&生尺からこれまた真偽不明の本番である。元版は「ROCO」が90年5月にリリースした「貝割れ大根」で、97年に「美少女の性典」というタイトルで同内容の裏ビデオが配巻されている。 (※写真は左「上村ケイ」右「木村由香」)

12.海風輊拂 伊藤さやか
伊藤さやか 少女系で売っていた伊藤さやかは、超ソフトのアダルトビデオでお馴染みのAV女優だ。デビュー作は88年5月に「ピラミッドビデオ」がリリースした「星ひかる さくら貝のささやき」で、タイトルにもあるようにデビュー当時は「星ひかる」という女優名を使っていた。現役後半は様々なビデオ会社から作品がリリースされたが、内容のソフトさはほとんど変わらなかった。ビデオでは小柄に見えたが、身長が163センチなので、当時のAV女優の中でも背は高い方だったろう。本作は、フェラ無し・擬似姦という中学生でもおかずになりにくい内容で、DVDヴァージョンは「いたずらエレベーターFuck 藤山みゆき」という、中身と何の脈絡も無いタイトルでリリースされている。本作は既に鑑賞済で、細かなレビューを書こうと思ったが特筆するシーンも無いため、おおよそのタイムと内容を箇条書きで以下に記すので参考にしてほしい。

00:00-03:20 海岸のイメージシーン
03:21-06:20 男とのカラみで前戯殆ど無く、屈曲位−M字−バックで擬似中出し
16:31-20:00 イメージシーン
20:01-37:45 別男によるカラみ。パンツに手を入れ指マン?ヘアがチラチラと見える
       バックの指マン(フリ?)から擬似本番、M字に体位を変え擬似中出し
37:46-39:20 イメージシーン
39:21-44:40 ベッドで最初の男とキス。パイ舐めの後にパンツを脱がして騎上位−M字擬似本番で終了。
       このコーナー5分程度なのでブツ切り編集になっていて展開が異様に早い。

 ヘアが解禁になった頃に「ヘアビデオ」と呼ばれる作品が売り出された。いうまでもなくヘアが映っているビデオのことだが、本作はそれを思い起こさせるようなライトなビデオ。作品的にはイメージビデオの域を出ておらず、へんな話だが表で売っても問題無しのレベルだ。伊藤さやかが「命」の方や、彼女のビデオコレクター以外は避けた方が無難だろう。 (※写真は「伊藤さやか」)

13.ピンポン・プッシィー 中原絵美
中原絵美 く、中原絵美もソフトコア作品が中心で印象の薄いAV女優だった。彼女のアダルトビデオで記憶にあるのはデビュー作ともう1本、温泉に行って岩風呂でファックするという作品だけである。特に後者はこのシーンしか覚えておらず、タイトルも忘れてしまった。無理して微かな記憶が繋ぎあわせると、若奥様役が多い彼女は確かここでも若奥様で出演、極めてソフトコアな内容だった。情けないほど記憶があやふやである。

 そういえば、同じ頃に一字違いで「中原恵美」というセーラー服がやたら似合うマイナー女優がいた。インディーズで活躍している、流星ラム(安藤綾)に似ていて、飾らない素朴な雰囲気が魅力だった。彼女について詳しい話をしだすとまた長くなるので別の機会に譲るが、中原絵美より売れなかった割にはスラスラ思い出せる。とにかく筆者にとって中原絵美は記憶に残らない女優だったのだ。

 しかしながら、中原絵美には気になる情報もある。それは「有名国立大学出身で卒業後結婚するものの即離婚、そしてAV界入りした」というものだ。かなり昔に知った話でソースもはっきりせず真偽のほどは不明であるが、未だに頭の片隅にあって離れない。これが本当だとしたらちょっとしたトピックである。デビュー作でも中原絵美は18歳の女子大生ということだったので、卒業後の情報としてならまんざらあり得ない話でもないが、今となっては本当のことを知る由も無い。中原絵美のデビュー作は「KUKI」が89年6月にリリースした「秘裂」なので、もう10年以上前の話である。

 今回紹介する裏ビデオは合計6パートから構成されている。順を追って解説すると、1.女の恍惚自慰。2.辻丸耕平と女のカラみでゴム尺・シックスナイン。別女による生尺・顔射&口内発射。3.往年のAV女優、中村京子ともう一人の女による風呂場でのレズ。4.女が駅前でオッパイ出す露出プレイ。5.多数の男女優よる指マン、生尺、バイブ、本番の大乱交プレイ。そしておしまいが、中原絵美のパートで生尺、クンニ、本番でファックは予想通り擬似姦のようである。 (※写真は「中原絵美」)

30.魅惑のぴくぴくナ〜ス 江の内ゆき
子猫の瞳 にお気づきの方も多いと思うが、本作主演の「江の内ゆき」はネットで流布されている裏本画像「子猫の瞳」のモデル嬢である。実は彼女は古参のAV女優で、そのAV歴も既に10年近くになる。まず、彼女のAVデビューは92年頃で、当時は「水島さと江」という女優名を使っていた。単体デビューは果たせなかったが、FAプロなどのアダルトビデオにその他大勢の女優と出演していたのである。この頃の彼女は出演作も少なく、また雑誌でも取り上げられることは殆どなかった。そして、知らないうちに顔を見なくなったので、AVはリタイヤしたと思っていた。

 ところが、その数年後に彼女が出ている「令嬢 さとえ」というブルセラビデオを見つけたのだ。容姿はさほど変わっていなかったが、ブルセラビデオなので表作品に比べれば消しは甘かった。そして、彼女が騎上位でファックするシーンでは、チンポが入っているのがそれとなく見て取れたのである。当時はまだ彼女の裏ビデオが出ていなかったので、わずかでも真性挿入が確認できたことは筆者にこの上ない喜びを与えてくれた。しかしながら、それもつかの間、その後彼女はまたもやビデオ作品から姿を消してしまったのだ。

 AV女優は作品が途絶えると、その消息を追うのは難しく、気に留めるのにも限界がある。時間が経つにつれ、彼女のことが気持ちの中から少しずつ離れていった。しかし、そんな思いを引き戻すような偶然が起こった。たまたま読んでいたタブロイド誌に、彼女が某店の風俗嬢として紹介されている記事を見つけたのだ。文章だけならともかく、写真入りだったので見紛うはずもない。その記事を読み進めていくうちに、風俗嬢にとらばーゆしたのだから、今度こそAVはリタイヤだと確信を持ったのである。

 ところがところが、ブルセラブームが終わってインディーズビデオが興隆しはじめた頃に、またもや彼女が出演しているインディーズ作品を見つけてしまったのだ。それは人妻物でビデオの中の彼女は21才と語っていた。デビュー当時からの経緯を知っていたので、人妻役には違和感があったが、それでも彼女が出演するビデオ作品を再び見られることにノスタルジックな嬉しさがこみ上げてきたのである。その後は、インディーズビデオの快進撃により、彼女もその波に乗って「マドンナ」「カトレヤ映像」「死夜悪」など多くの作品に出演、「江の内ゆき」「木村さとみ」という女優名を使いはじめたのもこの頃からである。

 そして97年4月には、ついに待望の裏ビデオ「ウラ本撮影現場II 本当に感じちゃった」が配巻されたのだ。この作品で彼女はちょっと暗いイメージに撮られていて、いつもの雰囲気ではなかったが、それでも初めて見るボカシの無い生尺・生本番は新鮮だった。画質も良く、前述のブルセラビデオとは雲泥の差である。さらに冒頭に述べた裏本「子猫の瞳」が販売されるのとシンクロして逆輸入物にも出演。「アジアン・セックス・レトリート」における、ミッキー柳井との生本番(最初はゴム姦)は特に印象深かった。これらの縦横無尽の活躍により、この数年で彼女の出演作は一気に増え、最早裏ビデオも珍しくなくなった。約10年前にたまたま表ビデオで見つけた名も無いAV女優をここまで追っかけられたのは感慨深いが、それよりも嬉しいのは、現在もなお彼女が現役のAV女優として活躍していることである。

 さて、本作の江の内ゆきは看護婦役で、ナースコスチュームが良く似合っている。彼女は指とバイブによるオナニーを披露したあと、沢木和也と生本番。2戦目はクンニ、バイブから騎上位−バック−横位−座位−屈曲位で本番、フィニッシュは胸射で終了。相変わらず生ガチンコを見せてくれる彼女は今や貴重な存在だ。 (※写真は裏本「子猫の瞳」の「江の内ゆき」)

総 評
月は大石ひかるの裏ビデオが初流出していた。シャイから単体デビューを果たしていたのはちょっと意外だったが、ムチムチ感がそそる良いAV女優だ。時評でも書いたが彼女は眼鏡が似合わない。おかしな顔つきになってしまうのだ。見かけとは違ったチョイトした淫乱系なので今後の活躍に期待したい。さて、今月のイチオシは、本気汁と確信犯的結合部アップを評価して『5.色氣滿點 早乙女由紀(三崎明日香・前原祐子)』をチョイスして、今月はこれにておしまい。