今月のビデオ・ザ・ワールドから


2000年9月号
(Ver1.4)

1.白石的誘惑 白石ひとみ
白石的誘惑白石ひとみ いに裏作品が出てきましたAVクイーン「白石ひとみ」。そんな裏ビデオファンが待ち望んだ一本が、逆輸入で齎されるとは日本裏ビデオ界もお寒い限り。風前の灯火と言えるのではないでしょうか。白石ひとみは90年9月に「ティファニー」がリリースした「ヴァージンエクスタシー・官能姫」でデビューしました。当初はこの作品一本で引退したのですが、その8ヶ月後の91年5月に「ティファニー」から「新官能姫・完全復活白石ひとみ」で再デビューを果たします。その後は端正な容姿を武器にファンを獲得、多くの作品に出演しAVクィーンとして君臨したことは、皆さんご承知の通りです。実はこの作品は既に鑑賞済なので軽くレビューしましょう。

 クラブ活動と称して夜な夜な援助交際に励む白石がセーラー服姿で自転車に乗り颯爽と登場、ポケベルで売春メッセージを受けラブホへ。来るはずの相手・担任役の栗原良がまだ来ておらず、その間を利用してオナニーショー。そこへ突然ストッキングをかぶり登場する栗原。刺激がほしくてこんな登場の仕方をしたと白石に弁明。笑う白石とじゃれる栗原はお笑いモードだ。そして、次の瞬間厚化粧で重たそうな付けまつげを付けた白石が登場。白石は猫真似して「にゃー」と一鳴き。カメラが引くとベッドに仰向けに寝ている栗原がいて、そのパンツをずり下ろして生フェラだ。初めて見る白石の生フェラ。うーん感動。続いてキス、マン舐めするも肝心のマンコは殆ど見えず、肛門確認が精いっぱい。と思ったらマンコがあらわになるアングルが!しかしそれは一瞬で終わってしまった。そのあとゴムをつけてフェラ。いよいよ本番だ。挿入後は引きのシーン多く結合部アップは皆無。一部白石のクリが確認できる以外は殆ど表ビデオ。体位を変えて結合部不見ファックはつづくが、そうこうしている内にフィニッシュを迎えてしまう。それもゴムを取っての胸射でこれがなんと偽ザーメンだから頂けない。

 その後軽いブレークを挟んでの2戦目、相手男優は斉藤竜一だ。再びセーラー服を着た白石にキス、パイ舐め、更にパンツに手を入れマンコ愛撫。セーラー服を脱がせてマン舐めするもやはり局部は全く見えず。そして生フェラから本番に移るもこれまた見どころナシ。フィニッシュは腹射だが、これがまたもや偽ザーメンでトホホ。最後は白石が斉藤竜一をピストルで撃ち殺して一巻の終わり。

 …ということで、全体的に露出度低調で唯一の収穫は白石の生フェラと一瞬見えるマンコとクリだけです。はっきり言って低い評価にならざるを得ないところですが、大物AV女優の生フェラとなるとどうしても甘評になりやすいと思います。しかしながらそれは「白石ひとみ」を知っている世代だけの話で、彼女をリアルタイムで知らない方は恐らく駄作と評する可能性が高いと思います。従ってこの作品の評価は皆さんの個々の思い入れで決していただくのが一番正確なのではないでしょうか。最後にビデオ・ザ・ワールド誌には記されていませんでしたが、このDVDの元版は92年5月に「大陸書房」がリリースした「親にも言えない課外活動」という作品です。 (※写真は左:白石ひとみ、右:DVD版『白石的誘惑』)

4.留校査看 矢吹麻里奈
矢吹まりな レジットは「矢吹麻里奈」となっていますが、出演しているのは「矢吹まりな」です。最近発売されている台湾系DVDをビデオに落とした物なので中国語表記になっているようですね。台湾系DVDはタイトルや女優名が中国語表記されているので、日本では通常使用しない漢字が使われていたり、女優名が向こうの表記か、もしくは間違っていたりします。特に出鱈目な女優名が付けられている場合は、クレジットだけでは誰だか判らずジャケ写(ジャケット写真)や現物の中身を見るまでその正体は判りません。つまり、うかつにクレジットを鵜呑みにして無名B級女優さんと思っていたら、その実有名女優である可能性もなきにしもあらずですから注意が必要です。

 ところで、「矢吹まりな」は、94年12月に「アトラス」がリリースした「マドモアゼル誕生(デビュー)」でデビューしました。目のパッチリした可愛い子でノリの良さと明るさは群を抜いておりました。しかもこのAVに出演するまでの一年間はセックスしていなかったと、デビュー作で告白していたので「こんなにカワイイのになんで?」と吃驚したのを覚えています。矢吹まりなの好きな男性のタイプは色黒で胸毛の生えているガッチリタイプで、男優のチョコボール向井のファンだったそうです。ですからAV出演で彼と共演出来るのを非常に楽しみしていました。また「AV業界ナンバーワンになること」という大きな夢も語っていましたが、果たしてその夢は遂げられたのでしょうか。彼女に聞いてみたい気がしました。

 さて、この作品の内容ですが前半が「矢吹まりな」のパートで、制服を着ての3P、椅子に縛り付けられローター責め、肉棒2本フェラ・本番と至り、フィニッシュは尻射&顔射。シチュエーション変わって今度は女教師役のまりながボンデージ3Pが見られます。その後、バイブ責め−フェラ−本番−尻射と進みますが、擬似姦・偽ザーメンが悔やまれます。そして後半は往年の淫乱AV女優で最近現役復帰した「亜里沙」のパートです。「亜里沙」のデビュー当時は、言われたほど淫乱性は感じらずどっちかと言うとおとなしめの印象があったのですが、最近リリースされた彼女の出演作「街角変態女2」を鑑賞した所、かなりイケイケの女に変身していました。それでも「淫乱」というのとはまた違う感じがして、いわゆる「変態」に近いと思います。ただ、遣り取りでの会話が噛み合わない部分なんかは「イッちゃっている」という感じでとにかく不思議な女優さんです。実は「亜里沙」についてはもっと面白い話があって色々書きたいのですが、また長くなってしまうのでそれはまた別の機会に譲りましょう。

 話を戻して本作の「亜里沙」のパートですが、生尺・生本番当たり前の彼女の真剣勝負は見て損はありません。また、吉本興業入りした男優「マグナム北斗」とのお医者さんごっこのシーンもありますが中途終了で、この続きは「AV夫妻之約」に収録されているそうです。ちなみに元版は「矢吹まりな」のパートが「笠倉出版社」がリリースした「女教師淫乱痴漢電車」と「オーケイ出版」がリリースした「スーパー痴女 若妻・してあげる」で「亜里沙」のパートが「現代映像企画」からの作品となっています。 (※写真は「矢吹まりな」)

5.魔女之媚 一色魔天

一色麗矢 の女優名も台湾DVD表記お得意の誤字OR変字で、正しくは「一色麗矢」です。個人的に彼女には思い入れがあるのですが、何の作品で彼女を知ったのかというのは全然覚えていない体たらく。気が付いていたらファンになっていたので、魔法のようなその魅力に自然に引き込まれたのかも知れません。

 「一色麗矢」は、92年12月に「アテナ映像」がリリースした「POWER OF LOVE 巨乳クイーン」でデビューしました。形の良い巨乳とスタイルの良さは秀逸で、若いながら大人の色気で勝負出来る女優でした。スタイルが良い所為か背が高そうに見えますが、身長158センチなのでそれほどではないですね。彼女の初体験は小学校卒業直後の12才で極めて早熟組。この初体験の早さが大人の色気を生み出したのでしょうか。中学卒業後はアルバイトを転々としていたのですが、ある日新宿でスカウトされたのがきっかけでAV業界に入りました。デビュー後は20本程度のAV作品に出演、AVリタイヤ後はヘルス嬢に転身しました。H系の仕事歴がメインの彼女ですが性格は意外に堅実で、男に貢いだり服にやたら金をかけたりするようなことはしないそうです。今迄「一色麗矢」の裏ビデオは「長山典子」との共演作が一本しか出ていなくて、これがまた非常にソフトでガッカリな内容だったのですが、この新作が出たことによって新しい展開を見せてくれました。

 この作品の内容ですが2編構成になっていて、最初の「一色麗矢」のパートはフェラから胸元へ2連発射精。続いてベッドに縛られてバイブ責め、指マン、フェラ、本番でまたもや胸元発射&顔面発射。後半は前項紹介の「矢吹まりな」のコーナーで医療物。看護婦姿の矢吹まりなをマンコ開きしたり潮吹きさせたり。その後指マン−クンニ−フェラでフィニッシュは顔射。女優の質の高さでは非常にお得な一本で、普段オススメを余り書かない私もこの作品は皆様に是非一度鑑賞して欲しいと強く思います。 (※写真は「一色麗矢」)

13.性愛診療室 愛川瞳・山口久美子
愛川瞳 役AV女優だった当時の「愛川瞳」には、そのあっさりした外見に反して妙な色気を感じる事がありました。それはダイレクトに振りまく色気ではなくて、少しずつほのかに香ってくる、春先の花の匂いような色気だったと思います。その淡い色気が魅力で彼女は強く印象に残ったのですが、AV作品はそれほど多く作られず、いつのまにか第一線から退きました。そんな彼女も最近は別名でVシネマに出て活躍しているそうなので、これからも元気で頑張って欲しいと思います。

 この作品の元版になっている「清水大敬本番デスマッチ・ダスII」ですが、当時リアルタイムでこの元版を見ています。同作品はシリーズ物で全部で3巻程作られたのではなかったでしょうか。第1巻目の「清水大敬本番デスマッチ・ダスI」には「浅野えり」という女優が出ていて、確かこれが彼女のデビュー作だったと思います。当然新人なので初々しさ爆発。ミニスカートをはきスッピンで登場した彼女に有無を言わさず無理矢理舌を入れてディーププキスする清水大敬。その後フェラをさせるのですがこれも無理矢理と言う感じで結構興奮しました。そして床に寝かせた後力ずくで本番。この半強制3拍子がテンポ良く進み、また無理矢理といってもレイプ未満なので見ていて非常に小気味良かったです。その後もう1人淫乱系の女優の本番がありましたが、こちらは「浅野えり」よりは和姦色が強い内容でした。そして「愛川瞳」が出演したのがこの作品の元版「清水大敬本番デスマッチ・ダスII」で、内容的にはやはり半強制色を強く打ち出した、ゾクゾクさせる演出に仕上っていました。更にその後の3作目については良く覚えていなくて、ひょっとしたら作られなかったのかもしれません。いずれにしても当時鑑賞した時は非常に面白かったので、もし機会がありましたら皆さんも一度御覧になるとそのコンセプトが良く判り面白いと思います。

 さてこの作品の内容ですが、いきなりの生尺、クンニ、指マンで本番。しかも本番中には大敬が愛川瞳に唾を飲ませる名物「タンツボキス」があります。フィニッシュは生尺で口内射精。2戦目は愛川瞳がナース姿になって本番、フィニッシュは顔射。その後「山口久美子」らしき一戦があって、本番、顔射でジ・エンド。愛川瞳ファン必見の一本です。 (※写真は「愛川瞳」)

17.風俗欲之娘 川原琴美
川原琴美 演女優の「川原琴美」は巨乳とナイスバディが売りでしたが、人気がさほど出なかった為雑誌などに余り取り上げられることはありませんでした。デビューは89年後半で当時は「藤巻ゆかり」という名前を使っていましたが、90年に入ってからこの「川原琴美」に改名しました。ビデオ・ザ・ワールド誌では「後に藤巻ゆかりに改名」となっていますが、恐らくこれは間違いでしょう。私が知っている限りでは「ゆかり先生のズリズリ日記 藤巻ゆかり」が「クリスタル映像」から89年6月リリース。また「VIP」から89年7月にリリースされた「お口で商売〜いけないニュースキャスター〜」に共演の「夏樹美央」と共に「藤巻ゆかり」名で出演しています。そして「川原琴美」では90年9月に「eve」からリリースされた「私の××はラテン系…」に出演していて、この時再デビューにも関わらず新人デビューと銘打たれていましたので、恐らくこの辺で勘違いしているのではないでしょうか。

 ところで、今回ご紹介の作品ですが、これは他に「コギャルゲット 河原由美」というタイトルでもDVDがリリースされていて、裏ビデオも97年3月に「AVスーパーコレクションズ 川原琴美」と言うタイトルで配巻されています。またシースルーも97年8月頃に「MOON EYES」から「ハレンチコネクション 川原琴美」と言うタイトルで出ていて、これらの作品は「川原琴美」のパートについては若干編集が違うもののほぼ同内容、同一元版で元版は90年10月に「ELZA」がリリースした「泡中発射」です。

 さて、この作品の内容ですが、ソープ嬢志願の「川原琴美」は面接で店長からソファーにてバイブ責めを受けます。最初は嫌がるもののマン舐めされて感じてしまっている琴美を救出するオカマ役の太賀麻郎。その後太賀が指南役になり琴美にソープ嬢としての技を伝授。ここで琴美のマットプレイやパイズリ、フェラ、本番を見ることが出来ます。後半は女優名不祥のギャルと奥和愛の一戦。クンニ、指マン、生尺、本番と至ります。「川原琴美」の巨乳は大変イカしていて良いのですが、如何せん偽姦なのが惜しまれる所です。 (※写真は「川原琴美」)

総 評
月はDVD作品を論評してみました。この中でいくつかの作品は鑑賞済なのですが、大物女優はどうしても偽姦・偽ザーメンの作品が多く、女優だけでその作品の質を語るのは中々難しいところです。A級女優はその可愛さだけで売れるので本気で熱演する女優は数少なく、またわがままも通りやすいのでモザイクの向こう側が暴かれる裏作品になって出てくると粗が目立つ場合が多いです。これは、昨今のインディーズ物とは違って裏流出など全く想定していない(というより本来流出してはいけない)ので、当然といえば当然でしょう。

 また、最新のDVD作品を入手する為には個人輸入しか方法がなく、もちろんそれはご禁制品の輸入と言うことでそれなりのリスクが伴います。このリスクと当たりハズレが激しいDVD作品を早く見たいという欲望とを天秤にかけた場合、どちらに傾くかによって皆さんの個人輸入に関するスタンスも変わってくると思います。従いまして、いずれにしてもなるべく多くの情報(作品並びに警察の動向を含む)を収集して今後の動向を見極め、なるべくリスクを負わないように留意することが現時点では肝要かと思います。

 さて、今月のイチオシ選考は非常に困難を極めましたが、有名AV女優よりも実を取る私としてはやっぱり白石ひとみよりも一色麗矢+矢吹まりなに傾いてしまいました。そんな理由で『5.魔女之媚 一色魔天』をイチオシにチョイスして、今月はこれにておしまいです。